Laboratory

当研究室には、有機化学実験を行い、
その結果を解析するための様々な機器を保有しています。
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溶媒精製装置

蒸留することなく溶媒を生成できる装置。北海道で最初の導入です!酸素・水を含まないきれいな溶媒が、コックをひねるだけで出てきます。THF、DMF、アセトニトリル、トルエン、ジエチルエーテルの5種類が利用可能です。

グローブボックス

箱の中が窒素ガスで満たされています。常に酸素・水分濃度0.5 ppm以下に保たれており、空気や湿気に不安定な有機金属錯体をこの中で取り扱います。また、溶媒精製装置と繋がっており、有機溶媒をボックス内に直接導入して使うことができます。

キラルHPLC

光学活性な化合物を分析できる液体クロマトグラフィーです。当研究室では不斉合成反応の開発に取り組んでおり、その結果を分析するために必須の装置です!

FTIR

フーリエ変換赤外分光光度計です。
化合物に赤外線(IR)を照射し、その吸収を測定することで官能基に関する情報が得られます!また、指紋領域と呼ばれる部分の比較により、既知化合物の同定も可能です。

GC

ガスクロマトグラフです。試料を高温で気化させたあと、キャピラリーカラムと呼ばれる管を通して分離し、水素炎を使って検出します。混合物の成分分析・定量分析に使います。オートサンプラーが搭載されており、試料をセットすればあとは全自動です!

GCMS

ガスクロマトグラフに質量分析計がつながった装置です。分子量情報が得られます!DIプローブを用いることで、ガスクロマトグラフを通さずに質量分析にかけることも可能です。2020年に更新した最新機器です!

リサイクル分取HPLC

300 mg程度の混合物を分離・精製できます。試料の動向をパソコンでモニタリングできるため、時間さえかければほとんどの化合物を精製できる優れモノです!当研究室ではそれぞれ異なるカラムを有する装置を2台所有しています。

実験台

全ての実験台にドラフトが完備されており、実験者を有機溶剤の蒸気や悪臭物質から守ります。ひとりひとつ、あるいはそれ以上のドラフトが与えられ、広いスペースで実験できます!

その他実験設備

NMR(核磁気共鳴)は薬学部で4台(400 MHzが3つ、500 MHzが1つ)共有しており、ほとんど待ち時間なく使うことができます。もちろん建物内にあるので外に出ることなく測定室まで行けます。高分解能質量分析(HRMS)や元素分析は、北海道大学グローバルファシリティセンターに分析依頼しており、サンプル提出後数日で結果が返ってきます。

居室

資料作成やデータ解析などのデスクワークのための作業スペースです。実験室とは完全に分離されており、快適空間です。ひとりひとつデスクが与えられます。有線・無線両方のインターネット回線が利用可能です。プリンターも使えます。

お茶室

休憩スペースが設けられており、談笑したり食事したりします。冷蔵庫や電子レンジ、コーヒーメーカーから炊飯器までなんでもとりそろえております!!冷蔵庫にはなんと・・・